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伊那谷再訪

 先日はまるで梅雨のような雨続きにやられ、空振りの取材となってしまいましたが、台風も一過、ようやく晴れの予報が続きましたので再び伊那谷を訪れました。仕事? 仕事・・・・ってなんだっけ。  7日の夕方に大阪を出発、豊橋で一泊して8日朝6:00の飯田線に乗車、天竜峡・飯田で乗り換え、10時過ぎには伊那大島に到着です。18きっぷシーズンの上諏訪・豊橋直通519M列車は混み合いますから、自転車を輪行しての乗車は気を遣います。スケジュールが許すなら、今回のように他の乗り継ぎ列車にするのが良いでしょう。 ▼秋ですね ファイル 69-1.jpg  しばらく涼しい日が続いたからでしょうか、稲穂は黄金色に実り、ススキが丈を伸ばし、秋桜は花を咲かせ、あちらもこちらもすっかり秋めいてきました。風情があって良いものですが、テクスチャ材料としては画像を修正しないと季節感が狂ってしまうので面倒です。  初日の取材は伊那大島~上片桐~伊那田島の3駅間と、飛んで小町屋、駒ヶ根あたりを自転車で廻ってみっちりと。特に伊那大島・上片桐は比較的駅周辺が栄えているため建物も多く、鉄道林で隠れている区間以外は、ほとんど歩いて取材をするのと変わりません。 ▼赤蕎麦 ファイル 69-2.jpg  上片桐~伊那田島間では伊那谷の名産「高嶺ルビー」と呼ばれる“赤蕎麦”が花を付けておりました。まだ七分咲きといったところですが、一面の赤い絨毯はなかなかの見物。  花だけではなく実も赤く、作った蕎麦も少し赤味を帯びていて香りが高いとのこと。一度食べてみたいのですが、普通の蕎麦に比べると面積あたりの収穫量が1/3程度ということもあり、新蕎麦の季節でないと食すことができません。だいたい9月下旬から10月上旬でしょうか、いずれは機会を作りたいですね。 ▼みや川 ファイル 69-3.jpg  晩飯は何度も登場しています伊那市の「みや川」にて。地のモノでも何でもない「ハンバーグ定食」ですが、昼食を抜いた上、1日中自転車に乗っていたので空腹に耐えかねて、つい・・・。  写真ではわかりませんが、ハンバーグは長さ15センチ、厚みが3~4センチくらいの巨大なもの。ご飯を小にしましたが(通常だとドンブリに山盛り)それでも終盤はフードファイト状態に。  これでお値段580円→ご飯小で50円引きの530円です。とにかく安くで腹一杯になりたい時はココですね。  宿泊は南箕輪、木ノ下~北殿間の漫喫に連泊です。 ▼温泉 ファイル 69-4.jpg  9日は駒ヶ根~沢渡間を線路沿いに取材。朝夕は日光の黄味と影が強すぎて良い写真が撮れないため、実質的に活動できるのは10~15時くらいに限られてしまいます。曇天なら早朝~日没まで、それなりに使える写真が撮れるのですが、まぁあまり贅沢を言って雨に降られては困りますので、我慢しましょう。  なんとか満足のいく写真素材を撮り集め、早めに活動を切り上げて伊那市の「みはらしの湯」でマッタリしてきました。伊那市の中心部から約7kmとお手軽な距離ですが、中央アルプスの裾野、標高900m(伊那市駅からの標高差は約260m)の高台にありますので、ずっと上り坂です。体力・脚力が十分ではありませんのでかなりキツイ行程ですが、汗だく→温泉の爽快感はたまりません。  露天風呂や休憩室からは伊那谷と南アルプスが一望でき、黄昏時から夜景への移ろいを風呂からボ~ッと眺めるのは、なんとも贅沢な時間の使い方ですね。 ▼サイクリング ファイル 69-5.jpg  10日は18きっぷの最終日。この日のうちに帰阪しないといけませんが、七久保で撮りたいものがあったので、朝から自転車で南下。伊那市街の一部を除いて国道153号の路側帯が狭く、しかも大型車がやたら多いのは前の2日間でよくわかりましたので、天竜川左岸の県道18号を走行。比較的直線・平坦な右岸の国道153号とは打って変わっての田舎道で、伊那・駒ヶ根市境の「火山峠(ひやまとうげ)」をはじめ、常にアップダウンの繰り返しになります。  国道より時間はかかりますが交通量が少なく安全で、なにより左に南アルプス、右に天竜川と中央アルプス、周囲には森や田圃と最高のロケーション。観光で伊那谷を訪れる方は、是非とも国道ではなくこちらを満喫して欲しいですね。ただし松川町内には離合不能な区間が多数ありますので、自動車の場合、運転に自信のない方は要注意です。  同ルートは自転車の練習コースになっているのか、短い間に5人のロード乗りとすれ違いました。お互いメットを下げてご挨拶。中には交流を嫌う方もいらっしゃるでしょうが、同じ趣味の方とすれ違うと、上り坂の途中でも「もうちょっと頑張ろう」という気になります。  飯島町に入って天竜川右岸へ移り七久保駅へ。駅周辺で数カット撮影して自転車での取材は完了です。この3日間で合計160kmほど走りましたが、乗って降りて撮っての繰り返しの割には、よく走れた方です。  午前のうちに上諏訪発の豊橋直行に乗車、快適な313系ですから、そのまま乗っていても良かったのですが、中部天竜の旧貨物ホーム上屋を撮っておきたかったので下車し、1本遅らせて119系でガタゴト豊橋へ。あとは新快速乗り継ぎで、米原で乗り換えるだけの楽チンなタイミングでした。  紆余曲折ありましたが、なんとか冬の間も作業の手を止めないで済むくらいの素材が集まりました。路線データはこの調子で進めるとして、車両さえ何とかなればという条件付きですが、来年中の部分公開も可能ではないかと思います(もちろん確約ではありませんよ、念のため)。  タイミング的に119系引退で飯田線が賑わってくる頃でしょうが、逆に言えば車両の音素材などは、今冬中に収録しておかなければなりませんね。リニアPCMのICレコーダも随分と安くなりましたし、頑張って買っちゃいましょうか。自転車での取材で重いデジ一眼を持ち歩くのはキツイので、マシなコンデジも欲しいし、なんだかんだで出費が続きそうです。

今季の現地取材完了

ファイル 22-1.jpg  予定通り7/29~8/1までの4日間を伊那谷で過ごし、七久保~伊那市の現地取材が完了しました。駅数にして13駅、距離約25km。線路沿いに道路の無い一部の区間は車でワープしていますが、それ以外は徒歩で往復しましたので、1日あたり10km以上は歩いたことになるでしょうか? 動画で言ってました自転車の輪行は体力的に無理でしたが、これはこれで良いリハビリになりました(とはいえ帰ったとたんに疲労のせいか夏風邪にやられまして、忙しさもあって更新が1週間ほど遅れたワケですが・・・)。  後半2日間は駒ヶ根~伊那市を順不同に撮り歩きました。左の画像は赤木~沢渡間を行く119系ですが、実はワタクシ鉄道写真はほとんど撮らないんですよね。学生の頃まではよく車両メインで撮りに行ったものでしたが、以後模型鉄と乗り鉄がメインになると車両そのものよりも、列車から見える風景とか、鉄道を中心とした一帯の風景に興味を持つようになったため、駅の待ち時間にポチッと撮る程度しかしなくなりました。なので鉄道写真のお作法とかは全然わからないのですが、何となくソレっぽいのが撮れたので掲載してみました。方向幕がチョット残念ですが・・・。  ひとつ資料として注目したいのは、今までは無かったはずの真新しい制限標が立てられていること。ATS-Pの導入に合わせてのことと思いますが、今後数を増やしていくのかもしれませんね。95年前後を再現する当BVEデータでは配置しませんが、気になるのはその制限値。基準ではR400は制限75のはずですが、この標識では制限70となっています。やはり線路規格の低さが影響しているのでしょうか? ファイル 22-2.jpg ■JR最急勾配  碓氷峠ほどのインパクトが無いためマイナーですが、横軽無き今となっては赤木~沢渡間の40‰がJRの最急勾配となっています。ほんの数百メートルの区間ですし、私鉄にはもっと急な勾配がいくらでもありますから、わざわざココを見るために現地を訪れる人も少ないとは思いますが、ただでさえ五月蠅い MT55Aを唸らせて駆け上る119系はなかなかの迫力です。  それはそうと、今回の取材で強く認識したことは、線路からの風景だけではなく、周囲から見た線路の写真も重要だということ。例えば左の画像、線路は築堤になっていて左右の宅地や田畑は一段低いところにあるのですが、高いところから低いところを見た高低差というのは非常に認識が難しいのです。まぁ「低いんだろうなぁ」程度には分かりますが、それが何メートルくらいの差になるのかは全く読めません。 ファイル 22-3.jpg  そこで同じ地点を少し離れたところから撮ったものが左の画像です。見下ろしただけではわかりませんでしたが、かなりの高さの築堤上を走っていることが分かりますね。レール面からトロリ線までの高さを約5mとすれば、それと比較して道路からレールまでの高さも4~5mほどありそうです。  このように、低いところから高いところを見ると、その高低差は一目瞭然です。ですから線路が周囲よりも低い谷の部分を走っているなら、前面展望ビデオや列車からのかぶりつき撮影で地形を捉えることが出来ますが、逆に線路が周囲よりも高い位置にある場合は、離れたところから客観的に線路を撮影しないと、地形を再現したBVEデータの製作には資料として片手落ちということになります。  地形、という点では現状のデータに大きな不満がありまして・・・。北部の飯田線は天竜川右岸の段丘に沿って走っていますが、ということは傾斜地の等高線に沿って走っているということになります。ですから下り列車だと線路の左側が中央アルプスの山麓で高くなり、右側は天竜川ですから低くなっています。例外もありますが、平均すると常に右肩下がりの地平線の中を走っている感じですね。  現在使用している地面や田畑、線路を横断する道路のストラクチャは全て水平に作っていますので、この“ナナメ感”が表現できていないんです。なので傾斜地用のストラクチャを新たに数種類作るか、もしくは現状の横長データを細分化し、高低差を付けて配置するなどの改良が必要です。いずれにしても根本的な部分であり、ほぼ全ての区間で大幅な変更が必要になるので攻めあぐねている状態です。 ■いろいろ食べたよ ファイル 22-4.jpg  まずは、またもやソースカツ丼。前回の「みや川」さんはいかにも大衆食堂といった体裁でしたが、今度は小洒落た喫茶店のようなレストラン「シャトレ」さんでいただきました。相変わらず3cm以上はありそうな厚切りロースのカツが、お店の謳い文句によると200g以上というボリューム満点で盛りつけられています。  特製の甘口ソースは他店より少し辛みの効いた、一般的なウスターソース寄りの味付け。もちろんウスターそのものではご飯の味と喧嘩してしまうので「わずか」な違いなのですが、これが絶妙に食欲を掻き立てるスパイスとなってアッという間に完食。お値段1,000円。  余談ですが伊那のソースが並べて甘口なのは材料に林檎を多用しているからで、調味料ひとつとっても少し調べてみるとご当地色が出てくるのは面白いですね。 ファイル 22-5.jpg  次はこの地域独特の“ローメン”というもの。ラーメンなんだか焼きそばなんだか、少し太めの蒸し麺に肉やキャベツなどを放り込んでソースやスープで味付けしたもの。カツ丼同様に甘口ソース味なんですが、具体的にどんな味?と言われると説明できないもので、気になる方は実際に食べてみて下さい。以前の取材時にも2軒で食していますが、今回は先述の「みや川」さんで。  画像では分かりにくいのですが、定評通りのボリュームで「並」サイズでも1.5人前はありそうな量でした。このお店は全体的に薄味に仕立てられていますが、大盛りなので卓上の調味料で味付けを変えながら完食するという配慮(らしい)。並が620円で大が790円だったか。ちなみに大は男性3人でも腹一杯になりそうなボリューム(一人でモリモリ完食してる強者を目撃しましたが・・・)。 ファイル 22-6.jpg  最後にご紹介するのは伊那名物というよりも、「みや川」名物の“からあげ定食”です。鶏の唐揚げが3つにスパゲティやサラダ、味噌汁にご飯が付いて 680円。まぁ普通というかお買い得というか、そんな感じに思えますが、ツッコミどころは唐揚げのサイズ。分かりにくいので左上に同行者のゲンコツを置きましたが、一般男性の拳と同じくらいのサイズがあるのです。私は男性にしては手が小さい方なので、自分の握り拳の方が唐揚げよりも小さくてちょっとショック・・・。  手前のご飯が茶碗ではなく丼なので、そのあたりからも全体のボリュームを察していただけるかと思いますが、私は唐揚げ1個で腹一杯になりましたので、残りは袋(店に常備!)に入れて持ち帰りました。ちなみに5個盛りで950円というのもありまして、だいたい唐揚げだけで1kgくらいになるそうです。  当然ながら毎回こんなのを食べていたのでは財布も腹も大変なことになってしまうので、コンビニパンとか牛丼250円とか、そういうのを間に挟みながら適当にやっています。 ■取材道具 ファイル 22-7.jpg  以前の動画で「デジカメの容量が足らないんじゃ?」といったコメントをいただきましたが、車で取材する場合はアレコレ荷物を持っていけますのでノートパソコンを携行しています。1日で撮影する枚数が500~1000枚くらいですので、晩になったら泊まり先でパソコンに移し、記憶がハッキリしているうちに駅間毎にデータを区分けして整理しておきます。大容量のSDカードをたんまり買い込んでおけば良いだけの話でもありますが、一応紙メディア以外の資料も入ってるし、ネット環境さえあれば連絡用にもなるし、何かと便利なので携行しています。  カメラはペンタックスのK100D。デジ一眼としてはエントリー機ですが、電源に単三乾電池を使用できるため、予備のエネループを持ち歩けば多い日も安心。それでも足らない場合はコンビニでアルカリ電池を買えばそこそこ撮影できるのが強みです。オートフォーカスがアホな上にペンタミラーでファインダー像が小さいため、マニュアルでのピント合わせに苦労するのが難点で、ペンタプリズムの上位機種に買い換えたい思いもあるのですが、上位機種は電源が専用リチウムバッテリーなので旅先での万一を考えると躊躇します。ペンタプリズムで乾電池OK、ダイナミックレンジ拡大機能の三点が揃った新型が出たら飛びつくかも。 ファイル 22-8.jpg  レンズは2本。周辺全体のイメージを把握する時はシグマの広角ズームで10~20mm、テクスチャの材料を撮る時はタムロンの安物望遠ズームで 28~200mm。2本の間がちょっと足りてませんが、そこは自分が動けば良いだけの話。用途に求められる画質とフットワークを考えればコンデジでも良さそうなんですが、どの製品も広角側が圧倒的に足りないんですよね。あと使いにくかろうがイザという時にマニュアルで撮れるのは心強い。  携行する地図はYahoo!地図を線路に沿って画像化し、駅間毎に繋ぎ合わせてプリントアウトしたもの。別に他の地図でも良いのですが、飯田線沿線に関しては地図データが2001年前後と古く、データが想定している時代設定に近いので重宝しています。今回は持って行きませんでしたが航空写真モードも同じ時期に撮影されたものでしたので、今はなくなってしまった建物が多く写っており貴重な資料になっています。よ~く見れば架線柱も判別できる解像度なのが嬉しいですね。いつ最新の写真データに更新されてしまうかわかりませんので、地図同様に画像化して保存しておきました。 ファイル 22-9.jpg クリーム色のファイルは運転関係線路要図。平成18年に発行されたものなのでデータが想定している時期とは変わっているところもありますが、そのへんは別資料で補うしかありません。貴重なものなのでまず全ページをコピーして・・・と思っていたのですが、面倒になってそのまま持ち歩いています。まぁコレクターじゃないので、いいか。  勾配や曲線はもちろん、信号機の配置や踏切名なども記載されているので路線データを作る際には重宝しています。ただし、基本的に100m単位で描かれた図ですから、これだけで路線データを作るのは難しいでしょう。現地で得た資料と線路図、地図などを組み合わせて25m単位、そして更に細かなデータを作っていきます。 ■その他雑感  図書館へ寄る時間が取れるか微妙だったのですが、皮肉なことに最終日の炎天下に負けまして、撮影を中断して飯島町の図書館へ避難しました。こぢんまりとした規模で蔵書も多くはありませんが、さすがに郷土史は充実していたので楽しませていただきました。  直接資料になるような記事・写真はほとんど無かったのですが、伊那電が開通した当初の写真を多数見ることが出来、また建築様式と地場産業の関連についての記述も興味深かったですね。ネット全盛の現代ですが、それでも紙メディアの持つ説得力も捨てがたいもので、今まで知らなかったことを知る機会であるのはもちろん、「こうなんじゃないかな?」という推論の裏付けを得る機会にもなります。  今回は飯島町だけでしたが、また次の機会に駒ヶ根市、伊那市の図書館も訪れてみようと思います。  取材期間中は毎晩温泉に入っていたのですが、伊那市の三セクが運営する「みはらしの湯」がそこそこお気に入り。循環させているので塩素臭があるのは残念ですが、ヌルヌル感のある泉質は温泉らしさも十分で、湯上後も気持ちよく過ごせました。  特筆すべきは露天風呂。湯船は小さいものの眺望は良好で、駒ヶ岳山麓に位置するため手前に伊那谷、遥か前方には南アルプスを望むという好立地。露天風呂が好きであちこち入りにいってるんですが、周囲の塀や目隠しのせいで折角の開放感が台無しになっているところが多い中、ここは高台にあるので目隠しも低く、半身浴したまま景色を眺められるのが良いですね。また先述の塩素臭も風がさらってくれるので気になりません。  スケジュールを合わせたわけではなく偶然だったのですが、7/31は『みのわ祭り』の花火大会が行われ、露天風呂に入りながら暮れゆく空と打ち上げ花火を眺めるという、最高に贅沢なシチュエーションを堪能させていただきました。会場は伊那市のお隣の箕輪町、駅で言えば伊那松島のあたりですので距離が8kmほどあり、眼前に広がる大迫力・・・とはいきませんが、人混みに押されることもなくゆったりと、なんとも風情あふれる一時でした。  ちょうど帰阪した頃から100歳以上の高齢者が多数行方不明・・・という悲しいニュースが流れていますが、伊那谷では人々の距離が都市部よりも少し近く、ほっこりさせられました。  人口密度は都市部と比べて圧倒的に低いわけですが、それでも撮影していると農作業をされている方や散歩中の方、結構な数の人と顔を合わせるので、目が合っちゃうとお邪魔している立場のこちらとしてはそのまま逸らすのも気不味いですし、不審者扱いされても困りますので軽く会釈しておいたのですが、そうするとほとんどの方が「こんにちは」と声をかけて返して下さるんですよね。すれ違う子供達なんて向こうから「おはようございまーす!」なんて元気に挨拶してくれて、つい唖然として挨拶を返し損ねそうになったりも。  最初はビックリしましたし、私よりもっと若い方だと「面倒くさい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、4日も現地に密着しているとだんだん自然に挨拶ができるようになるもので、「あ~、こういうのもいいなぁ」なんて思ってしまいました。まぁ防犯の意味もあるかもしれませんが、少なくとも不快に感じることはありませんから、こういう習慣は素晴らしいですね。

伊那谷滞在中

 少々更新が滞っておりますが、どうにも資料不足の部分が気になって製作が進みません。このまま騙し騙し作るのもストレスになりますので、現地取材のため伊那谷にやってきました。  大阪から車で約10時間(日程的に週末1000円割が使えないので往路は下道で)、やっと着いたと思ったら雨に降られて本日はほとんど活動できず、わずかな晴れ間に伊那市駅周辺を撮り歩いて終わりました。余った時間は山麓の温泉でマッタリと…。とりあえず日曜いっぱいまで滞在しようと思っていますので、明日から本格的に活動します。  以前の取材では飯田~辰野までの主だった施設・風景を撮りましたが、今回は範囲を当面の作業区間になる伊那福岡~伊那市に限定し、線路に沿ってすべての建物を詳細に撮り歩くレベルで行います。もちろん、プライバシーの関係で撮影できない一般の民家などは遠景のみにとどめますが、それでもどんな雰囲気の建物かが分かれば、汎用品に置き換えるにしてもリアリティのある仕上がりになるはずです。 ■伊那市のソースカツ丼 ファイル 20-1.jpg  本日のご当地B級グルメは伊那市の「ソースカツ丼」。我々関西の人間にとってカツ丼とは“卵とじ”なのですが、こってりしすぎて実はあまり好きではありません。対して駒ヶ根や伊那市でカツ丼といえば甘口ソースで味付けしたもので、こちらのほうがカツの衣がサクサクして好きですね。  今回は伊那市の「みや川」さんでいただきましたが、厚さ3cmはありそうなカツがドッサリ乗って670円也。実はこのお店は大盛りで有名なんですが、カツ丼はこれでも伊那谷では特別多い量ではありません。ただ他店が軒並み1000円前後~1500円くらいの価格設定ですので、相対的にリーズナブルで満足感は大きいですね。他にも気になるメニューがありますので、滞在中にまた2~3度来ることになりそうです。

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