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カテゴリー「運転台」の記事は以下のとおりです。

16ノッチブレーキ弁

ファイル 64-1.jpg  液晶メーターユニットが完成したので次はブレーキ弁を・・・と、随分前から製作にかかっていたのですが、チョチョイと出来る予定が思いのほか難産に。本日ようやく試運転ができる状態になりました。マスコンの接点はまだ加工していませんので、イメージで置いてあるだけ。次の課題です。
 ハンドルと、ブレーキ弁のお頭は実物廃部品ですが、ハンドル守(お椀型の銀色の部分)は、想定している119系のME49とは形状・抜き取り位置が異なりますので、レプリカを造らなくてはなりません。しかし砲金の塊であるハンドルを軽くぶつけても耐える程度の強度は欲しいので、材質や工法を検討中です。
 ハンドル軸は真鍮丸棒からの削り出し。ホントは鉄で造りたかったのですが、ウチの小さい工作機械ではイロイロ厳しいので妥協。

ファイル 64-2.jpg  ブレーキ弁の箱部分はタダの木箱です。形状がシンプルなため間延びして見えますから、それなりのディテール表現を施しました。
 グレーの部分がデコボコして汚いのは、溶きパテを点描のように筆で盛りつけて、鋳物そのままの肌を表現しているため。なんでブレーキ弁ってあんなに適当な仕上げなんでしょう?
 鉄板プレスのカバー部はプラ板からの切り出しです。右側から差し込めるようになっているネジ穴部のディテールもそのまま再現。これだけ表面の質感に差が付いていると、同一色で塗装してもそれなりにメリハリのある仕上がりになるはずです。


■以下詳細:興味のある方/造ろうと思う方向け
ファイル 64-3.jpg  裏側から見るとまんま木箱です。ウチの家族など「鳥の巣箱でも造ってるのん?」とか、んなアホな。必要以上に補強を入れてゴテゴテになっていますが、後述します振動でビビリを発しないよう、かなり強固に組んでいます。
 ハンドメイドもろ出しのビジュアルですが、見かけによらずチョコチョコとアイデアを仕込んでおります。機能を大まかに書き出しますと、上からハンドル軸への抵抗付与、接点ユニット、振動発生器となります。
 もしかしたら「造ってみようかな」という方がいらっしゃるかもしれませんので、長文になりますが、それぞれの機能について解説します。何か一つでもヒントになれば・・・。

▼ハンドルには適度な金属的抵抗が欲しい
ファイル 64-4.jpg  ブレーキハンドルを動かすときに、“ゴゴッ”とか“ズズ~ッ”というと大袈裟すぎるのですが、弁装置ならではの金属質な抵抗を感じたい・・・というわけで組み込んだのが画像のコロ装置。ベアリングのように軽く転がると都合が悪いので、鉄芯に真鍮パイプを被せただけのモノです。
 鉄芯のバネ性でわずかなテンションをかけていますので、少しハンドル操作が重くなります。ちなみに鉄芯は中心で僅かに“くの字”に曲げてありますので、固定ネジを緩めて回転させることでテンションの強弱を調整できます。
 プラ製品では本体重量の軽さや、素材の粘り・しなりもあって再現が難しい感覚です。

▼接点部試作一号(没)
 以前も書いたと思いますが、私は電子工作とかプログラミングはからきしダメで、せいぜい簡単な電“気”工作が関の山です。となると、回路部分はどこからか既製品を拝借してくるのが適当なのですが、当初検討していた「電車でGo!コントローラ」は64bit版のWindows7で「DGotoBVE」が動作しないという、まさかの展開で頓挫。次に目を付けたのがUSBキーボードの回路でした。

ファイル 64-5.jpg  作業中に撮影した動画から切り出した画像ですので不鮮明ですが、キーボードの回路から必要なキーのみ配線を引き出して使うことにしました。
 扇形に配した接点はタダの銅板に見えますが、プリント基板用の両面生基盤から切り出したモノ。つまり、無垢の銅板に見えて、実は間に絶縁体がサンドイッチされており、裏と表は電気的に別体となっているわけです。この接点ををノコギリ状に傾斜させて並べ、表面同士を繋いで“.”キーへ、裏面同士を繋いで“,”キーの端子に接続し、ハンドル軸に設けた接点は共通のGNDに接続。これで反時計回りに廻せば“.......”、時計回りに廻せば“,,,,,,,”と入力され、ブレーキ動作を再現することができる・・・はずなのでした。

 結果的には、まぁ理論上の間違いは無く、一応思った通りの動きはしてくれました。しかし、接点のバネ性に頼った構造のため、チャタリングを起こさないためには調整が非常にシビアであること、更にキーボード基盤の処理速度が追いついていないため、速く動かすとキーの取りこぼしが発生する(例えば、常用最大→一気に緩解で8回接点を叩いているはずなのに、B3あたりで止まってしまう・・・など)という根本的な問題が発生し、この案も没となってしまいました。

▼というわけで、今度はゲームパッドだ
 キーボードがダメなら、より高速な処理が要求されるはずのジョイスティックはどうだろうか? 処理速度云々の話になると、音ゲーや格闘ゲー、弾幕シューティングなどをプレイされる方の意見が参考になりそう・・・ということでアレコレ検索。

ファイル 64-6.jpg  そしてたどり着いたのが、バッファローの「どっかで見たことあるよなぁ・・・」というデザインの“レトロ調”ゲームパッド「BSGP801」。ネタ製品かと思いきや、取りこぼし無し、レスポンス良し、しかも安価であると非常に好評の様子。ボタン回路のGNDが共通になっているのも、流用しやすそうで好印象です。
 横断歩道のペイントのように接点を並べたテスト板を作り、ブレーキ操作のスピードを想定して連打性能のテストをしたところ、8接点くらいなら問題なく反応してくれました。ここで欲が出て「これほどレスポンスが良いのなら、倍の16接点はどうだろう?」と試してみましたが、さすがに高速で連打すると取りこぼしが発生しました(BVE5ではブレーキ段数を自由に設定できます)。
 そもそも大抵のゲームコントローラーは60fpsで描画されるゲームに合わせ、秒間60回の処理を前提に造られている物が多く、信号のON・OFF合わせて60回=秒間30連打が限界となります。計算しやすくするため15ノッチの回路と仮定すると、常用最大→一気に緩解で所要0.5秒より速く動かすと、取りこぼしが発生するわけですね。
 で、8ノッチなら問題ないが16ノッチはチト怪しい。「ならばコントローラを2つ使えばいいじゃないか!」という安直な結論に至りました。

ファイル 64-7.jpg  接点構造は大幅に変更しました。試作一号は工法の公開を前提に「一般の中学・高校で習うレベルの工作で誰でも作れる」モノを目指し、極力簡単、シンプルに作りましたが、信頼性を得るには至りませんでした。新作はそれなりの設備や技術、精度追求の必要な部分が出来てしまったのが残念です。
 接点はチャタリング防止のため、極力段差の無いプリント基板としました。ゲームパッドの基盤ごとに内外周2系統の接点群を設け、交互にそれぞれ8ノッチ、合わせて16ノッチです。
 込め・緩めの回路切り替えは、接点ユニット内のスライドスイッチ(2つのコントローラを同時に切り替えるため2回路2接点)で行います。それまでと逆向きにハンドルを操作すると、初動数ミリでスイッチを切り替えてから、遅れて接点が動き出すという案配。つまり同じ接点を踏んでいるのに、右に回すとAボタン、左に回すとBボタン、となります。
 ベースに貼り付けた扇形の黒い部分はマグネットシートで、接点ユニットは裏面に接着した鉄ワッシャーが磁力に引かれて貼り付くようになっています。これは接点の電気的密着性UP、後述する振動によるチャタリング・接点の微移動を防止する、スライドスイッチの切り替えに必要なフリクションを接点ユニットに与える、一石三鳥のスグレモノなのです。

 非常ブレーキは別系統でボタンを直接押すように配置、また緩解側には万一入力を取りこぼした際にリセットできるよう、救済ボタン(,を3連打する設定)を設けています。
 IM0.8の段階ではジョイスティック入力・キーアサインには対応していませんので、「JoyToKey」という、ジョイスティック入力をキー入力に変換するソフトを使わせて頂きました。MTCやTSマスコンのように、ソフト本体、またはドライバやOSの仕様に左右されず、キーボード互換で使えるのが良いところです。
 逆説的に、片側の回路をオフにして8ノッチにしておけば、TSや電Goでも使用可能というわけですね(やらないけど)。図らずもPC版2ハンドルMTCの誕生です。

 ※文中では便宜上「ノッチ」と表記していますが、「電車でGoコントローラ」のようなクリック感はありませんので、微調整が可能になった16段制御とあわせると、電磁直通ブレーキの操作感覚に近付いたと思います。
 私の知る限り市販のコントローラーでは8段より細かな刻みのブレーキを有するモノはありませんので、試行錯誤した甲斐は十分にありました。

▼振動発生器
ファイル 64-8.jpg  ドライブシムやフライトシムではFFBと連動して油圧で動く座席なんかも開発されているのですが、そこまでは無理としても、せめて振動くらいは感じたい・・・というわけで、用意したのはONKYOの加振器「DU2506E」。
 スピーカの一種で、振動を発生させることに特化したモノです。主に映画館の振動する座席とか、ゲームセンターの筐体などに使われている物ですが、何年も前にドライブシム用のコクピットを造る際にまとめ買いした物が残っていましたので、引っ張り出してきました。当時どこかのサイトで1個数百円で買えたと記憶していますが、残念ながら今はメーカー卸のみ、法人向けにしか販売されていないようです。
 今どうしても手に入れるなら、類似する物でゲーム用や車載用としてシステム化された製品がありますが、ビックリするほど高価なのがチョット・・・。

 使い方はスピーカと同じですので、PCのサウンド出力のうち、センタースピーカのケーブルを分岐させ、ジャンクで買ってきたウーファーアンプで駆動させます。調整可能なローパスフィルタの付いているモノがオススメ。
 油圧システムのように車体の動揺やGを体感することはできませんが、加減速時の電動機をはじめとした機器の呻りや、ジョイント音に同調した振動くらいなら感じることができます。同じモノをマスコンの取り付け基部、将来的には座席の座面にも組み込む予定です。


■今のところ快調
 まだ2時間くらいしか試運転できていませんが、駅間が短く曲線だらけの飯田線でも、今のところ問題なく動いています。次はマスコンを弄る予定ですが、こちらは段数も少なく、明確なノッチ刻み位置があるので比較的簡単・・・なはず。
 ちゃっちゃと完成させないと、作業スペースや資材のおかげで、カニ歩きしないと部屋を横切ることが出来ない状態が続いています。全部組み付けて一体化してしまえば、押し入れにでも放り込んでおけるのですが・・・さて、どうなりますことやら。

メーターユニット完成

ファイル 58-1.jpg  かねてより製作していましたメーター部の筐体がほぼ完成しました。基本部分は前回記事の時点で出来上がっていましたが、灰緑色になるだけで雰囲気がグッと出るものですね。あちらこちらに貼り付いたネジやツマミなど金属質なパーツも、なかなか精悍な印象を与えてくれます。あとは他の部品も仕上がってから、全体のバランスを見つつ汚しを入れる程度です。

 32インチ以上のPC用高精細ディスプレイが一向に発売されそうにありませんので、とりあえずフルHDの液晶テレビを導入してみました。中古品の出物がありましたので、先月忙しかった自分へのご褒美(だって誰も褒めてくれないんだもの)として購入。
 広い視野とトレードオフで、ドットピッチが粗くなることのデメリット、倍速液晶の効果と描画遅延がBVEに与える影響など、導入の参考になりそうなレビューは後日記載します。

ファイル 58-2.jpg  光量不足が気になっていた知らせ灯は、100円懐中電灯のリフレクタを移植することで解決。実車通りの寸法で再現できないと悩んでいた表示灯パネルも、モニタ設定を見直すことで残距離表示との干渉を回避、LEDを仕込んだ中央の2灯を含めて完全に再現できました。
 混在する液晶画面部とLED部で見た目の統一感を図るため、文字は透明プラ板に印刷し、液晶にはランプの役割のみをさせました。画像で点灯中の「直通」「MG」は液晶画面が照らしていますが、「ATS」白灯はLEDで照らしています。意外と違和感ないでしょ?

 手のかかった塗装は、錆色を意識した茶色→下地のアイボリー→灰緑色の3色を分厚く吹き重ね、部分的に剥離させることで立体的な使用感を再現。材質がアルミと思われる上部カバーは、シルバー→灰緑色の2色で、同じく塗膜の剥離を再現。実際に手で触れてみないことには「総プラ製」とは気付かない仕上げにしています。
 新車のような綺麗な仕上げも良いのですが、下手をすると玩具っぽくなるのと、実物廃部品と混在させても違和感のない仕上げに、ということで、完成直後なのに使い古しです。


 作業風景は動画や写真に撮り溜めています。「自分も造ってみたい!」という方がいらっしゃるかもしれませんので、全てが完成したら編集して動画をアップしますね。

戸閉め知らせ灯

 皆様お久しぶりです。前回書きましたメーター用サブモニタに被せる筐体を作っておりますが、今回は戸閉め知らせ灯について解説しておきます。3月上旬の大阪オフ会でもそんな話題がチラッと聞こえてきましたが、他の方とのお話中でしたのでスルーしてしまいました。

ファイル 57-1.jpg  前回記事・動画中には無かった戸閉め灯ですが、ランプがあるはずの中央部はモニタがありませんので当然のこと。ですから画面上で描画するのではなく、実際にLEDを駆動させて再現します。
 まずはパネルデータ上で裏方役の戸閉め灯を設置、圧力計の角に置いた白い四角がソレです。ドア開で黒、閉で白としています。

ファイル 57-2.jpg  プラグインやマイコンを自在に操れる方は凄いなぁ・・・といつも感心させられるのですが、残念ながら私にはチンプンカンプンのお話。そこで登場するのは「エレキット」の“明るさセンサユニット”です。ハンダ付け不要の完成基盤で2,000円弱。コレは何かと言いますと、周囲の明るさに応じて回路をオン・オフさせるリレーで、よくある例では夜になったら自動で点灯するライトなどに使われるものです。
 明るくなったらオン/明るくなったらオフ、切り替えでどちらの用途にも使えますので、これを用いて画面上の輝点を読み取ろうというわけです。

ファイル 57-3.jpg  センサ(フォトレジスタ)は基盤に直付けされているため、ハンダを溶かして分離。画面上の戸閉め灯まで配線を引いて延長します。モニタと筐体の間には隙間や厚みを作りたくないので、モニタ上の配線は0.1mm厚の真鍮板を裏面絶縁して使用しました。
 メーター隅にセンサを配置したのは、最終的にメーターの風防を取り付けると、センサの厚みを隠すことが出来るからです。

ファイル 57-4.jpg  動画ではないため点灯・消灯のイメージをお見せできませんが、とりあえず点灯状態で撮影しておきました。光量が少し足らないので、リフレクタを付けた方が良さそうですね。100円ショップでペンライトでも探してきましょう。
 筐体のディテールは、ほぼプラ板です。ただし、戸閉め灯の円筒側面と時計置き側面は水道管の塩ビ部品から、ランプのレンズ部はバイクの反射板から切り出しています。
 デベソ形状のランプと厚みのあるヒサシが特徴的な119系の戸閉め灯ですが、登場した1983年当時は他車同様、金属のリングが付いた戸閉め灯に薄板のヒサシが付いていました。LED化の工事でこうなったのかな?と想像していますが、それが何年だったのか記録が無いため不明です。路線データの95年当時はどうだったのかわかりませんが、現行形状の方が「119系っぽい」のでこちらを再現しました。

ファイル 57-5.jpg  大まかなパーツは完成し、かなり雰囲気が出てきました。一部ネジ類やツマミなどのディテールは、内側に液晶モニタを仕込んでいる都合そのまま植えることができず、塗装後に頭だけを接着して再現することになります。
 モニタを仕込む制約と言えば、本来はメーターパネルと表示灯パネルの間に段差があるのですが、これも1面で構成する必要があるため再現できません。表示灯パネルは当初左右どちらかにオフセットしようと考えていましたが、戸閉め灯と同じ要領で中央部の2灯を駆動させることが可能ですので、実車通りセンターに持ってきました。ただし、実物同様の窓間隔ではBVE5のウィンドウ右上の残距離表示が窓内に被ってしまうため、少し間隔を広げて作り直す必要がありそうです。

 細部の調整が済めば塗装して仕上げ作業に入れるのですが、灰緑色の調合、塗装作業が面倒なので、他の部品も仕上がってからまとめて塗ってしまおうと思います。

マルチモニタのススメ

 今回より「運転台」という記事カテゴリを追加しました。こちらではPCハードウェアやコントローラーの話題について書いてきます。

ファイル 56-1.jpg  唐突ですが、グラフィックカードをRadeon HD5850に交換しました。これまで使用していたHD4870もスペック的には何ら不満のない物でしたが、5000番台以降の製品は一部を除き、カード1枚でモニタ3台まで同時出力できるのが魅力です。
 注意すべくは、3系統同時出力をさせるには、DisplayPort(以下DP)を必ず使用しなくてはならず、DVI/DVI/HDMIといった組み合わせでは使用できません。DPを装備していないモニタを接続する場合はDP→DVI、またはDP→D-sub変換アダプタを使用しますが、結線を変換するだけの安価なアダプタは不可。タイミングクロックジェネレータを内蔵するアクティブ型のアダプタでなければいけません。詳しく解説すると長くなりますので、「Radeon 3画面」などで検索してみてください。

 フライトシムやドライブシムでは既に浸透しつつあるマルチモニタ環境ですが、たいていは大画面を横に3つ並べて視野を広く確保しようというものです。しかし元々視界が限られており、またレールから外れる心配のない鉄道運転シムでは、横に広い視野は余り必要ではありません。
 いつぞやも書きましたが、風景と計器類の両方が見えてほしいBVEとしては、縦解像度の方が重要で、今時主流のワイドモニタより旧来の4:3比の方が使いやすいくらいなのです。そこで、今回はマルチモニタ環境を応用して、メーターパネルを再現してみることにしました。

ファイル 56-2.jpg  用意したのはBenQの15.6インチ液晶モニタ(16:9)「G610HDPL」を2台です。理由は後述しますが、15.6インチワイドというサイズは絶対指定で、普及価格帯の物となると他に選択肢がありませんでした。
 接続がD-subのみというのが不安でしたが、使ってみると映りもシャープでゴーストも出ず。縦方向の視野角が極端に狭いのが難点ですが、1台9000円前後という価格を考えると妥協せざるを得ないところでしょうか。

ファイル 56-3.jpg  メインが24インチ(1920x1200)、サブが15.6インチ(1366x768)×2となりますが、双方の縦解像度が違いすぎるため、そのまま横に並べるとイビツになってしまいます。
 色々なパターンでBVEを起動し、FPSを計測してみると、どうやら表示されない領域も内部では「あるものとして」処理されているようなので、できるだけ無駄のない、つまり綺麗な長方形に近くなるよう並べた方が良さそうです。
 最終的にサブモニタを90度回転させて縦向きに配置しました。ウィンドウのタイトルバーの位置関係で、モニタ2は右回転、モニタ3は左回転させています(全て特殊なツール類は使用せず、Windows7の基本機能のみです)。

ファイル 56-4.jpg  運転台パネルはモニタ3台を合計した、3456x1200ドットという変則サイズになりました。メインモニタ内には何も置かず、全てを風景の表示に割り当てています。サブ2台は、設定画面で回転させた向きに従ってメーター画像を配置。ちなみに個々のメーター画像は実物を分解して撮影し、風防の反射・映り込みを完全に排除しています。

ファイル 56-5.jpg  所定の位置に各モニタを置き、実際に表示させてみました。3台の画面解像度が不揃いですのでラージデスクトップ(1台の大型モニタとして認識させる方法)の設定は出来ません。よってBVEはウィンドウモードの最大表示で動作させることになります。
 ウィンドウタイトルバーのダブルクリックで最大化させることも出来ませんが、「Sizer」という、ウィンドウサイズを任意に設定した解像度にワンタッチで変更するフリーソフトを使用すると、サイズ・位置合わせの手間が省けます。

ファイル 56-6.jpg  今回は15.6インチという半端なサイズのモニタを使用しましたが、これは画像中に水色の線で示したように、実物大のメーターパネルに収めるためです。外側の線が金属プレスのベゼル外寸、内側の線が表示領域。表示灯パネルを含めた天地寸法、時計入れを作るための逃がしを考えるとこのサイズ・組み合わせしか考えられず、よってサブモニタ2台→HD5000番台以降のグラフィックカード必須という流れになったわけです。

ファイル 56-7.jpg  今はまだ液晶パネルだけの状態ですが、最終的にはメーターユニットを模した筐体をかぶせ、1/1スケールの運転台を再現するのが目標です。
 とりあえず雰囲気だけでも・・・と、メーターの風防をセロハンテープで貼り付けてみました。光で構成されるモニタの画像と実体のある部品が、どの程度違和感なく融合してくれるかが不安でしたが、モニタの輝度・コントラスト、メーター画像の明るさ・コントラストを程良く調整してやると、驚くほど自然に混ざってくれました。
 実物より少し奥目になってしまうことや、風防の湾曲部がレンズの役割をしてRGBが分解されて見えることがあるなどのデメリットもありますが、気にするほどのレベルではありませんでした。このままでは戸締め灯が無い状態ですが、技術的には既に再現方法を考えてあるので問題なし。次は筐体の製作に移ろうと思います。


吹田工場に行ってきました

ファイル 36-1.jpg  昨日はJR西日本の吹田工場が6年ぶりの一般公開ということで、朝から出掛けて参りました。前に吹田工場を訪れたのは実に20年以上も前。1/1スケールに興味がなかった時期があったり、しばらく鉄道趣味から離れていたり、いざ行きたくなった頃には、あの福知山線脱線事故の影響で見送り。本当に久しぶりでした。
 入り口すぐの流電モハ52は、過去に見た姿と変わらず良い状態で健在。飯田線ファンとしては嬉しい限りです。吹田工場の保存車が関西由来の原形に戻されているのは納得できるのですが、佐久間レールパークの同型車が(中途半端に)原形改造されたのは結構ショックでした。あのまま東海博物館に入るのはチョットなぁ・・・。

 会場は建物の中も外も溢れんばかりの人・人・人で、新聞報道によれば13,000人で賑わったとか。来客層も展示内容もファミリーに重点を置いた感じで、鉄道マニア的には物足りない部分もありましたが、「広報イベント」としては正しい在り方だったように思いました。関係者の方々には大変な週末だったと思いますが、できることなら来年以降も続けていただきたいですね。

ファイル 36-2.jpg  会場内で開催されていた廃車部品のオークションで競り落とした「MC53型主幹制御器」、いわゆるマスコンです。飯田線の快速"みすず"で使われた169系や115系がMC53、そして119系も4段仕様の同系MC53Aですから、どうしてもこの型が欲しくて1年くらい前から探していたのですが、ようやく念願かなって入手できました(出品リストは事前に公表されていましたので、実はコレ目当ての吹田訪問でもありました)。
 一部の品では壮絶な空中戦が繰り広げられていたオークションですが、当品は私にとっては安くはないものの、「鉄道ブーム」などと言われる昨今の相場からすれば高くもない、むしろお買い得なくらいでした。朝イチの即売会は見ていませんが、オークションについては殺伐とすることもなく、終始和やかムードで、見ているだけでも楽しめました。

 右に置いたブレーキ関係は以前から購入していたもの。ハンドルは格安購入でしたので木部・金属部ともにボコボコ・ボロボロでしたが、削って磨いて新品同様に。部品コレクターの方だとオリジナルの状態に手を入れるのは御法度なのかもしれませんが、私にとっては1/1スケールの模型というか原型というか、そういう位置付けなので仕上げ直しをしたくなるのです。
 ブレーキ弁のお頭は、ブレーキ守の形状からしてME48かな? 本当はME49のが欲しかったのですが、未だ見つけられていません。「交換してもいいよ!」なんて方がいらっしゃればご一報下さいませ。

ファイル 36-3.jpg  内部は無数のカム・接点でギッシリ。技術者が何十年もかけて改良してきた最新の車両を貶すつもりは毛頭ありませんが、アナログ一辺倒な古い機械には、独特の凄みや魅力がありますね。
 その昔、電気街で購入した折り畳みキャリアーで持って帰りましたが、それでも重くて今日は上半身が筋肉痛です。体重計に載せたところ24kgとのこと・・・。
 クロ480-2301といえば、「かがやき・きらめき」編成の小窓車ですね。大昔に写真を撮ったはずですが、管理が悪いのでどっか行っちゃいました。このところ電車そのものについてはテンで疎くなっていますので知りませんでしたが、晩年は国鉄色に戻って雷鳥のA10編成でしたか。「ふつーの雷鳥」が希少に思える日が来ようとは・・・。

 さて、このブログに載せているということは、何をしようとしているのかお分かりと思いますが、残念ながら私はマイコンとかプログラミングなんてのはサッパリですので、PCキーボードの回路とスイッチ類をアレコレして何とかしようと企んできます。
 ただ抑速ノッチについてはBVE5でどういう扱いになるのかが分からず、仕様がはっきりしてから工作するべきか、それとも、いつでも改造できるようにしておくか悩みます。とりあえずブレーキまわりから・・・、かな?

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