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2インチアップ

 ひと口にリフトアップといっても、ボディリフト、コイルスペーサー、コイル交換…と、いくつかやり方がありますが、ただ車高を上げるのではなく車高が上がったぶん足回りをよく動かし、より大きな起伏へ追従させるにはコイルを長いモノに交換するのがベストです。とはいえコイルを長いモノに換えると補正に必要なパーツがアレコレ出てきて結構大変! 主にお財布が。

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 コスト的に一番悩ましいが、乗り心地や操縦性に直結する前後のアーム。リフトアップにより立ち気味になってしまうキャスター角を寝かす、コイルが弓なりになるのを緩和する、全長(ホイルベース)の補正など。

 純正のアームに偏芯ブッシュを入れる方法もありますが、出来る補正が限られているうえに動きや耐久性に難があるので、ここは奮発して社外強化アームで補正します。

 ヤフオクで調達したアームですが、大陸製の粗悪品ではなくショップへの納入実績もあるちゃんとしたモノ。確かによく見れば複数の有名ショップでも同じものが売られています。真っ赤な「いかにもカスタムしてるぜ!」なアームはちょっと恥ずかしかったので、グレーメタリックで塗装しました。

20210219200855.jpg 2インチアップ用のコイルと減衰力調整付のショック、リアのラテラルロッドアップブラケットはKプロダクツ製、追加メンバーとプロペラシャフトの干渉を防ぐエスケープブラケットはハイブリッジファーストの製品。だいたいこのあたりと、LEDヘッドライト装備車はオートレベライザー補正ブラケットを加えて2インチアップに最低限必要なパーツかな、と思います。

20210219200902.jpg セットになっているリフトアップキットには調整式のラテラルロッドが含まれていることが多いですが、数ミリの誤差レベルなので今回は見送り。それよりもロールセンターに影響するアップブラケットの方が遥かに重要だと思いますし、そもそもアップさせてラテラルの角度が純正同等になれば長さを調整する必要もありません。

でもなぜかラテラルロッドの含まれるキットは多いものの、アップブラケットが含まれていることは少ないんですね~。

20210219200912.jpg プロショップならちゃちゃっと手際良くやっちゃうトコもありますが、素人が一人でやるには結構な工数。ガッツリ半日使ってようやく完成です。

 よく「リフトアップすると不安定になる」なんて聞きますけどトンデモナイ! キャスター角その他補正が適正であれば、少し硬めのコイルと調整式のショックでノーマル以上に安定して走ります。脚のストロークが伸びた分ノーマルより底つきしにくく、オンロードでも路面のギャップをしなやかにいなしてくれるなど、メリットはあってもデメリットは感じられません。

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