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カテゴリー「JB64Wジムニー」の記事は以下のとおりです。

ショートバンパー加工

20210220210642.jpg タイヤの6.50r16化にともなって純正バンパーとタイヤハウスの寸詰まり感が気になってきたので社外ショートバンパーへ交換です。

 各社から色んなスタイルのバンパーが発売されていますが、用途の範囲と個人的な好みで純正デザインの完成度を超えるものが無く、理想はパッと見純正に見えるけど天地幅が狭いモノ…となりました。

20210220210652.jpg さんざん検討して絞り込んだのがハイブリッジファースト/アウトクラスカーズ/J-UP COMPANYの各純正風バンパー3種ですが、個人的好みではどれも一長一短。最終的にJ-UP COMPANYさんのT-2バンパーを加工し、横に細長いグリル開口部を天地方向に拡張してから装着することにしました。

20210220210719.jpg グリル部の拡張は出来るだけ元の部材を利用し、最小限の加工で済むよう工夫します。FRPの切り継ぎはグラスウールのクロスに樹脂を浸ませて強度確保するのが一般的ですが、気になる強力接着剤を見つけたので実験を兼ねて試してみました。

 使用したのはアクリル系の2液接着剤で、セメダインからは「メタルロック」の商品名で販売されています。瞬間接着剤とエポキシ系接着剤の良いトコ取りをしたような特性で、速乾、強力、多用途、盛れる、削れる…と、なかなか夢のような接着剤です。

20210220210755.jpg グリル周辺を一旦ディスクグラインダーでザックリ切り取って天地を拡げて接着、不足する部分をABS板で補って継ぎ目をパテ盛り整形で仕上げ…という段取りです。盛っては削りを数回繰り返して平滑な面に仕上げますが、最終的には強い艶消しの梨地塗装を施すのでさほど神経質になる必要はありません。

20210220210734.jpg 自動車の外装パーツを加工すると振動やねじれ、歪みの影響で接着部の剥離、パテや塗装の割れといったトラブルが予想されます。接着の際には裏から帯状のABS樹脂で裏打ちして接着面積を稼いだのと、接着部が開く方向に力が加わらないよう補強リブを立てておきました。これらもメタルロックを盛り気味で接着していますが、バンパー全体を捻って歪ませても剥離する気配すらありません。

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 チッピングブラックで梨地塗装を施して仕上げ、グリル内のハニカムメッシュは純正の雰囲気に似た大陸製の汎用樹脂製品を入れました。

 スキッドプレートと牽引フックはガチ用途の強度を持たない仮レベルですが、顎下のフレームが見えたままではみっともないので「アクセサリー」として取り付けました。こちらはまた別項にて紹介します。

IPF968ランプのHID化

20210219141309.jpg XC純正のLEDヘッドライトが思ったほど明るくないので、IPFの968オフロードランプをHID化して林道用補助ハイビームとして搭載します。

 廉価でサイズ感も良く新型ジムニーのグリル前に乗せるにはピッタリの968ランプですが、さすがにハロゲンのままだと暗いのでネットで買った安いHIDバーナーを仕込みます。一式で5900円、ポイント突っ込んでほぼタダでGETです。

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HIDのソケット形状はハロゲンと同じでも、お尻が大きく飛び出す形状なのでそのままではケースに収まりません。

 ランプ背面は車に装着してしまえばほぼ見えないところなので適当に処理してもいいのですが、せっかくなので格好良く、既製品レベルに見えるように加工することにします。

20210219142149.jpg まずバーナーの尻が干渉する部分に穴を開け、それを蓋するようにキャップ状の出っ張りを設けてやればいいわけです。なかなか程良いサイズかつ接着できる材質のモノが見つからなかったのですが、スペーシア(≒イレクター DIYパイプ)のキャップが使えそうだったので、形状を整えて溶剤でくっつけました。接合部には少しRを付けてエポキシ接着剤を盛り付けて一体感を出し、仕上げにザラザラの梨地に仕上がるチッピング塗料を吹き付けて完成です。

20210219142249.jpg バーナーに並んで生えている通電部の根元がリフレクタと干渉するので、丸く削り込んで逃します。多少の振動で当たって折れるようでは困りますので、少し余裕を持たせて大きめに、メッキを傷めないよう細工ヤスリで加工しました。

 あとは防水パッキンに配線を通して組み立てたら激安爆光ライトの完成です。爆光かつカットライン無しですからハイビームとして使いますが、次は車検を念頭に取り付け作業を行います。

アルフィンドラム

 見た目の好みを重視した結果、ホイール重量が約9kg/本と鉄チン並みになってしまい、そこへ大径のMTタイヤが嵌まるとそれなりの重量感。走り出してしまえば気にならないものの、出足のもっさり感は否めません。

20210220091840.jpg レインボーオート/ハヤシレーシングのアルフィンドラムはリアのドラムブレーキカバーを冷却フィン付きのアルミ製に置き換えるモノ。サーキットを走るようなスタイルではないので冷却にはさほど興味がないのですが、左右合わせると純正比で-4.7kgとのことでホイールの重量増を帳消し…は無理としても、緩和してくれる程度の効果はあるのではないかと期待して購入しました。

 「アルミは錆びない」なんてイメージを持つ方も多いですが、鉄のように茶色くならないだけで簡単に錆びます。灰色に変色して白いブツブツが浮いて…といのがアルミの錆なのですが、ああなると見苦しいので塗装してから装着します。

20210220091847.jpg クリアを吹いてアルミの地色を活かすか、黒で純正同等にするか、赤でカスタムな足回りを演出するか…、悩みましたが普段乗りもするので余り目立つのも恥ずかしい、かといってお高いパーツを奢ったのに全く存在感が無いのも寂しい…ということで、全部込みの折衷案として暗めのメタリックレッドを吹き付けました。

20210220091855.jpg キャンディ塗装って言うんですかね、フレークの粗い銀を下地に吹いて、上からクリアカラーを塗り重ねるやつ。光の加減で暗くも明るくも見えて奥行き感のある仕上がりになりました。

 ホイールの奥で陰になっていると黒っぽく見えるので、目を剥くほど目立ちません。光が差し込んだ時や、その気になって覗き込むとそこそこ主張をしてくれる…、これくらいの存在感がお気に入りです。

 肝心の走行性能ですが、これがビックリするほど走り出しが軽くなって効果絶大! バネ下重量の軽量化は実際の重量の10倍以上の効果があるなんてよく聞きますが、特に駆動輪かつ回転部の軽量化は効きますね…いやぁびっくり。

 販売されているレインボーオートさんはジムニーでサーキットを走るイベントを開かれている少し異色のショップさんですが、タイムを削るためにガチで軽量を求めるようなユーザーでなくても、走る道の特性上タイヤの軽量化は難しい、今のところ軽量ホイールで好みのデザインが無い、と言った層を救済するにも打って付けな製品だと感じました。

ミラーカバー塗装 他小ネタ

20210219223220.jpg JB64ジムニーのドアミラーカバーは暗いブルーメタリックで塗装されていますが、ちょっとクロカン車には綺麗すぎるかなぁ~なんて思っています。

 普段から草木をビシバシ払いながら走るので、剥げても簡単に補修できる塗装にしておきたいものです。

20210219223210.jpg 使用したのは「ラバーチッピングブラック」というお手軽に梨地仕上げが出来る缶スプレー。コツを掴めば吹き付ける温度や対象物との距離で質感をコントロールすることも可能なうえ、他のカラー塗料で上塗りもできます。

 本来は下回りの保護に使うようですが、内外装どこでも工夫次第で使えるので愛用しています。

 強い艶消しブラックになったことでオフロード車らしい武骨な雰囲気が出ますし、剥がれても軽くスプレーするだけで簡単に補修できて手間要らずです。

20210219223237.jpg もうひとつ外装の小ネタ。Aピラー基部のダクト風プレスに黒いシールを貼りました。本来こうしたダミーのディテールは好まないので、いずれ穴開けしてエンジンルームの熱抜きをしようと思っていますが、この部分を外すのは結構手間なのでとりあえず今はシールで誤魔化しておきます。

20210219223228.jpg 使用したのは100均のカーボン調ステッカー。だいたいの寸法を測って切り出し、端の傾斜と角丸は現物合わせでテキトーに。ちょうどカーボン風の織物柄がメッシュのようにも見えて悪くないと思います。

 耐久性は未知数ですが、マァ穴を開けるまでの繋ぎ。何といっても100円ですからね、しばらくもってくれれば文句はありません。

ルームミラーを上方へ移動させる

 JB64ジムニーのフロントウィンドウは天地がものすごく狭い。デザイン的なバランスはやってみないとわからないけど、スタイルを少し犠牲にしてでもあと2~3cm広げられなかったのかな…と思います。

 それはそうと、その天地幅の弊害でルームミラーの存在感が大きく邪魔。せっかく景色のいい林道へ行っても興醒めです。というわけで、ルームミラーの支柱を短縮してミラーを上方へ移動させます。

20210219174217.jpg 簡単に瞬間接着剤で試してみたところ接着の効かない素材では無さそうですが、ボールジョイントが硬いこともありどの程度強固に付いてくれるかは未知数。できるだけ接着面積を大きく取って強度を確保するように考えました。

 どの程度短縮するかは好みですが、あまり上げすぎるとリアゲートの窓縁が被って後方の視認性が悪くなることと、グレードによっては上げたところでセイフティサポートのカメラユニットが窓上部に居座っているので無意味になります。養生テープなどでミラー部を仮付けして、ドライバー各々の乗車姿勢も加味して決めると良いでしょう。

20210219174251.jpg 純正のブラケットをL型に切り出し、出来るだけ平面を出すことで接着面積を稼いでいます。単純に切り継ぎするより見た目も誤魔化しが効きますしオススメの加工法です。

 コスト0円、ホンの3cmほどミラーを上へ逃がすだけのお手軽加工ですが前方上部の視界は大きく広がる印象で、標高の高い林道から空を見上げるのが楽しくなりました。

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