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自動車ショー歌

 by小林旭 ←若い方はご存じないだろうなぁ・・・いや、私も現役で聴いた世代じゃありませんけど。  さて、列車交換の動画にコッソリ仕込んだ自動車ですが、思いのほか好評でしたので気を良くして・・・というのは冗談ですが、このところ自動車ばっかり作っております。もう電車そっちのけ。 ファイル 66-1.jpg  他列車の動かない従来のBVEでは、対向列車が置物にしかならないため違和感があり、複線の路線を作る気がしませんでした。ところがIM0.8で他列車が動くようになると、むしろ複線区間の方がエンターテイメント性ではアドバンテージとなり、極々希に列車交換があるだけの単線路線は、どうしても退屈な見た目になってしまいます。ならば、どうやってプレイヤーの目を楽しませるか? ・・・と、考え行き着いたのが自動車でした。  BVE5構文への置き換えと平行して、いくつかの道路に他列車構文による「動く自動車」を仕込んでみたところ、雰囲気は非常に良好。しかし、自動車のストラクチャが少ないため、同じ車が何度も現れると興醒めに。というわけで、急遽クルマの量産となりました。 ファイル 66-2.jpg  路線の時代設定に合わせ、80年代~90年代前半の車種をピックアップして作りました。テクスチャ画像は中古車屋の片隅に一桁万円で放置されているものなどを撮らせていただきました。  カローラIIは小沢健二のCM曲がまだ耳に残っていますが、アレは4代目の時だったかな? 実はカローラ一族ではなくコルサと同じプラットフォームで製造された「カローラの弟分」という設定。本当は赤いFFファミリアを作りたかったのですが、画像の種になる車体を見つけられませんでしたので、似たようなのを。ちょっと頂点数を削りすぎて再現が甘くなってしまったのが残念。基本的にこのあたりの車への愛が無いからだろうなぁ・・・。  タウンエースの初代はグリル周りのデザインが特徴的。こちらも限られた頂点数で「らしさ」を表現できたかどうか、いかがでしょうか。この手のクルマは水道屋とか電気屋のイメージ。自営業の強い味方です。 ファイル 66-3.jpg  続いて軽トラ2種。これまでの動画ではgaku氏のストラクチャを借りっぱなしでしたが、ようやく自作となりました。頂点数の削り具合と再現度のバランス、テクスチャの整合性など、これは実に良く出来たのではないかと自画自賛。  とにかく数を揃えたい今回の作品群では、タイヤ周りに透過テクスチャとcylinder構文を使用して省力化しています。タイヤを除いての頂点数が約120。テクスチャ画像は256ドット四方です。  このように形状の似ている車体を作るときは、まず1つ仕上げてから、次はそれをベースに調整して作り替えます。今回はキャリイを先に作りましたが、ハイゼットを作るときは、まずキャリイのテクスチャ画像の上に、位置を合わせてハイゼットの画像を並べ、「キャリイの形のハイゼット」を作ります。それからcsvを開いて、イメージの違うところの頂点を動かし調整して完了。イチから作り直すより短時間で量産できます。  日本車の悪いところですが、どのメーカーの車もクラスが同じなら似たようなカタチ。今回の例ではハイゼットのほうが少しキャブがスマートですが、素人目には最早「同じ車」です。 ファイル 66-4.jpg  一番大変だったのがサニトラ。丸味を帯びたボディを再現するため、他より複雑な面構成になりました。これでタイヤを除いて頂点250程度。荷台枠後部のわずかな垂れ下がりを省略したのはマズかったかな・・・ちょっとイメージが変わってしまったかもしれません。  実は私、クルマも大好き。鉄道とは甲乙付け難いところですが、旧車のレストアをするくらいにはクルマ好きです。クルマにゃ丸いライトにクロームメッキのバンパー、三角窓が付いてないと!という宗教に入っていますが、その点で見ると二代目サニトラは70年代初頭の登場から90年代まで、ほとんどそのままの姿で製造が続けられたのは凄いことです(80年代末にはマイナーチェンジで角目ライト、樹脂バンパーになりましたが、それでも同年代の他車と比べれば圧倒的にクラシカルなデザイン!)。  他にもパブリカやファミリアなど、大衆セダンには必ずと言っていいほどピックアップトラックが設定されていましたが、近年急激に姿を消していますね。やはり事業用と自家用の2台の車を持つ余裕が無かった時代の産物でしょうか。なんとなく建具屋とか工務店のイメージ。タウンエース同様、中小零細、自営業の強い味方でした。  動画の中で使ったアトレーとクラウンワゴン、あと日野レンジャーと合わせても、まだ8種。少なくともあと10種類くらいは欲しいところですが、1台作るのに2~3日かかっていますので、なかなか数が揃いません。名車と言われるようなネタ車も作ってみたいのですが、そういうのはアクセントにポツンと置くから面白いわけで、頻繁に出てくると嘘臭くなってしまいます。  そういう遊びを入れる下地を作るという意味でも、まずは時代に埋もれていった「大衆車」から、もっともっと作らなくてはなりませんね。 ファイル 66-5.jpg  田切駅の直前で、三州街道(国道153号)を飯田線がオーバークロスしますが、切り通しを抜けてから越すまでの数秒間、右に左に流れる車列を見ることが出来ます。20世紀の末から、既に飯田線は交通手段としては機能していませんから、代わりの受け皿となった国道の交通量は、地方とはいえナカナカのもの。電車を運転しながら、時代の流れによる虚しさを感じて頂ければと思います。 ファイル 66-6.jpg ▼ 画像をドラッグすると移動、クリックで拡大表示を終了します。 さらに先、伊那福岡の手前では、先ほどの国道と併走します。駒ヶ根方面へ走る車と併走するわけですが、25‰の勾配にも負けず、ようやくスピードが乗ってきたかな~、というところで制限40に引っかかる飯田線。ここでも現代の地方鉄道が抱える無力感を味わって頂けるのではないかと・・・。  「リニア計画に合わせて飯田線の高速化を」なんて論文を素人・玄人問わず、よく見かけるようになりましたが、どうひっくり返っても無理無理。新たに全く別の線路を引き直すくらいでないと、これといった効果はありません。 ファイル 66-7.jpg  併走していた国道は、伊那福岡駅のすぐ手前で飯田線をオーバーパスし、左側に移ります。現在は手前にバイパス道の分岐が出来たため、この陸橋の交通量は激減しましたが、95年当時は幹線道路ですのでひっきりなしに走って行きます。隣を走っていた車列が高度を上げ、そのまま頭上を越して行くのはなかなか感動的ですよ。  「動く自動車」の設定方法は基本的に列車と同じなのですが、田切の例など、ほぼ真横に横切る場合は試行錯誤が必要です。動画とセットで解説できれば・・・と思っていますが、今はとにかく作業を進めたいので、また後日にでも。

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